法華経の智慧より
(ご本尊)中央の「南無妙法蓮華経 日蓮」は実相を表し、左右の十界は諸法を代表しています。
南無妙法蓮華経如来は、無始無終の仏であり、宇宙生命そのものであり、三世十方の一切の諸仏の根源であり、十戒本有、十戒互具の御当体です。
その十界のうちの「仏界」を、法華経では「久遠実成の釈尊」と「多宝如来」として説き、南無妙法蓮華経如来の「九界」を「上行菩薩」等として説いたのです。
仏界においては一切が「南無妙法蓮華経」であり、日蓮大聖人もあなたもすべて一体です。区別はありません。
すなわち、
お題目を唱えることで、御本仏大聖人の無限の福運が、そのまま全てあなたのものになるのです!
また、そう信じて唱えることです。
それ以外に、末法の罪深い衆生が罪障消滅する方法はありません。
特に肝心なのは、題目の下の「日蓮」の2字です。
これにより、誰の生命と感応するかが決まるからです。
これがもし「南無妙法蓮華経 日顕」だったなら、日顕の宿業が全てあなたのものになってしまいます。
だからニセ本尊は恐ろしいのです。
他の門流では、時の法主の名を題目の下に記す本尊もありますが、これでは大聖人との感応を自ら断ち切ることになります。
そのような本尊をいくら拝んでも、悪業が重なるだけなのです。