猪瀬、舛添と、公明が推薦した都知事は続けて金銭問題で辞任し、党は完全にメンツを潰されました。
そして前回の都知事選も、公明推薦候補は小池現知事に惨敗。
近年、都知事選での推薦はことごとく裏目に出ています。
そして半年も立たないうちに「小池改革には大賛成」と宣言してしまいましたから、
「だったら最初から小池を推薦しろ!!ヽ(`Д´)ノ」
そう思った支援者は少なくないでしょう笑
そうでなくても、自主投票であれば問題なかったはずです。
現場はもともと推薦を無視して小池に入れていたからいいとしても笑、気の毒なのは幹部です。
夏には「小池を落とせ!」と号令をかけていたものが、舌の根も乾かぬうちに「小池改革に協力しましょう」と言わなくてはならないのだから、よほど自我の無いロボット人間でないと務まりません。
そういう人間しか幹部になれないとしたら、実に恐ろしいことです。
もともと、学会員には公明推薦候補を応援する「義務」などありません。
人物や政策に納得できなければ、入れなくて当然です。
石原の「厚化粧発言」にキレて小池に入れた婦人部、女子部の皆さんの判断は、今思えば全く正しかったのです。打ち出しがいつも正しいとは限りません。
幹部であっても、「打ち出しではこの候補を推薦となっていますが、個人的には自主投票でいいと思います」など、自分の意見を表明してもいいはずです。
それで解任されたとしても、いいではありませんか。
もともと自分から志願して役職をもらった人はほとんどいないはずです。
役職の有無は、成仏とは無関係です。
それはそれとして、小池知事との蜜月も、いつまで続くか分かりません。知事も人間ですから、変節もあり得ます。
推薦することは、その候補の人格を党が保証することです。しかし、それがいかに至難であるかは、猪瀬や舛添のケースが証明しています。
候補の人格を保証しきれない以上は、無理に推薦することは避け、中立の立場をとるべきでしょう。