随筆人間革命より
将棋の上手な人は、一つの歩を動かすにも、五手先、六手先まで考える。
その考え方を商売に生かして、何をするにしても、二、三段構えでやっていきなさい。
戸田先生の趣味が将棋だったことはよく知られています。
とかく学会員は、ひとつのやり方を決めると、ひたすらに祈って猪突猛進を繰り返しがちです(笑)
そうではなく、プランAがうまくいかなければB、それもだめならCと柔軟に切り替える準備を整えておけというのが師匠の教えです。
思考できる頭脳を与えられている以上、頭を使いきらなければ、この世に生まれた使命は果たせないものです。
頭を使わないのは、結局は真剣でないからです。
口先だけでなく、全身全霊で南無妙法蓮華経を生きることこそ、南無妙法蓮華経なのです。