随筆人間革命より
靴を欲するときに下駄、また草履を欲する時に下駄では、時期不相応の姿で、広布は成就されない。時をよくわきまえねばならぬ。
戸田先生が聖教新聞の構想を語られたのは、昭和20年代です。
当時はテレビ放送すら始まっていない時代であり、新聞は絶大な影響力のあるメインメディアでした。
しかし、いまどき新たに新聞を購読する人も珍しいでしょう。
今日、当時の新聞に相当するメインメディアは、YouTubeなどの動画サイトであり、またSNSです。ブログやメルマガすら時代遅れです。
現代であれば、戸田先生は確実にスマホで利用できる独自のサブスクやSNSの構想を語られていたでしょう。
もちろんそれは一体化したもので構いません。いわば、学会そのものをSNS化し、そこで無数のコンテンツを共有するのです。
今、宗教界では生き残りをかけて死に物狂いでネット布教に取り組んでいます。
この点、学会は出遅れてしまったといわざるを得ません。
もともと学会は常に時代に先んじることで邪宗を打ち破り、大きく発展してきました。この原則を忘れてはならないでしょう。