日本会議の役員名簿を確認すると、神社本庁の関係者が多数を占めています。
具体的には
[顧 問]
神宮大宮司
神社本庁統理
[副会長]
神社本庁総長
[代表委員]
神道政治連盟会長
東京都神社庁庁長
明治神宮宮司
神宮少宮司
英霊にこたえる会会長
日本遺族会会長
靖國神社宮司
[理事長]
明治神宮崇敬会理事長
…といった具合です。
他にも雑多なカルト関係者が見受けられますが、勢力としては圧倒的に神社関係者多数です。
つまり、実態として「日本会議 = 神社本庁(+靖国)」であることは議論の余地がありません。
それもそのはず、日本会議の前身である「日本を守る会」は、神社本庁元事務総長の富岡盛彦、明治神宮宮司の伊達巽らが共謀して1974年に設立しており、当初から神社関係者が主導的な役割を担っていました。
巷では「日本会議 = 生長の家」というイメージがありますが、だまされてはいけません。現在、生長は日本会議といっさいかかわっていません。黒幕はあくまで神社です。
結局、日本最大の宗教団体・神社本庁が政治に及ぼしている影響力は、創価学会などの比ではないということです。
政教一致を問題視する輩は、まず神社と自民党との関係に鋭く切り込むべきでしょう。
それもせずに学会と公明党の関係ばかり批難するのでは、「本庁の工作員」といわれても文句を言えないでしょう。