随筆人間革命より
7時少々前に目を覚ました伸一は、自宅のすぐ前の、7階建てというマンションの土台打ちの工事のため、室がぐらぐら動くので嘆いた。
車が通っても揺れ動くのであるから、大工事になれば当然、地震のように揺れるのは仕方ないと、(妻と)互いに笑ったりする。
現代とは建築基準が異なるとはいえ、池田先生もいわゆるポロ家で生活されていた時代がありました。
青年の真価は、住居で決まるものではありません。
豪邸に住むことを人生の目的とするのは、あまりにも浅はかです。
また、資産はトラブルで失われることもあります。
三世に渡って崩れない「心の財」を積むべきなのです。