蓮祖は立宗後ただちに権力から命を狙われ、その危機は御入滅まで続きました。
もちろん弟子たちも同様です。御在世当時には数百名の法華衆が暗殺され、蓮祖も自衛のための武装を認めておられました。
地涌の菩薩の「地」とは、最底辺の庶民を象徴しています。蓮祖も庶民の息子です。この仏法は庶民から生まれました。
大聖人の仏法は「庶民仏法」であるがゆえに、永遠に悪しき権力との対決を避けられないのです。
すなわち蓮祖の一切の教えは「師弟ともに命がけで権力と戦う」ことが前提となっていることを、夢にも忘れてはいけません。
天魔は、必ず権力者を操って法華経の行者を攻撃してくるからです。
ここを忘れては、いかに題目を唱えようと、また弘教拡大に励もうと、法華経にはなりません。
弾圧を恐れて権力に媚びへつらう者は、もはや日蓮一門ではありません。五老僧の末裔です。
今の我々の立場でいえば、間違っても自民党やその背後にある日本会議・神社本庁との対決を恐れてはならないのです。
自公連立は政治次元の話であり、神社本庁が仏敵であることは疑いの余地がありません。
彼らは靖国の国営化、すなわち国家神道の復活を目指す巨大カルト教団です。
歴代総理が靖国すなわち東条英機を神として崇めているような国に、未来はありません。
君たち青年は、一切の遠慮なく邪法を打ち砕いていかなければならないのです。