此の娑婆世界の内に百億の須弥山百億の日月百億の四州あり、其の中の中央の須弥山日月四州に仏は世に出でまします、此の日本国は其の仏の世に出でまします国よりは丑寅の角にあたりたる小島なり、此の娑婆世界より外の十方の国土は皆浄土にて候へば人の心もやはらかに賢聖をのり悪む事も候はず、此の国土は十方の浄土にすてはてられて候十悪五逆誹謗賢聖不孝父母不敬沙門等の科の衆生が三悪道に堕ちて無量劫を経て還つて此の世界に生れて候が、先生の悪業の習気失せずしてややもすれば十悪五逆を作り賢聖をのり父母に孝せず沙門をも敬はず候なり
四恩抄
池田大作全集87 50頁より
法華経に「生ぜんと欲する所に自在」とあるように、自分が生まれたいと思う場所に、生まれたい姿で生ずるのである。地球とは限らない。
今世で一生成仏すれば、その「仏」の境涯は永遠に続く。
生まれるたびに、健康で、裕福で、頭もよく、最高の環境に恵まれ、福運に満ち満ちた人生となる。
自分でなければならない使命を持ち、使命にふさわしい姿で生まれてくる。
122頁より
妙法に殉じた人は、すぐ、また生まれてくる。
元気はつらつたる、福運に満ち満ちた姿で戻ってくる。
事故死などの場合も、これに準じて考えていただきたい。
198頁より
いったん、この地球で一生成仏すれば、次は、地球以外の仏国土に生まれることもできる。
宇宙には無数の国土がある。その中で特に悪い国土が、この娑婆世界なのである。
信心をしていても、もう二度と地球には生まれたくないという人もいるでしょう。
その場合は、晴れて別の星に生まれることができます。すべて自由自在です。
仏は常に三千大千世界の平和を祈っています。ゆえに、地球だけにこだわることはかえって無慈悲です。
仏の境涯は常に宇宙大なのです。