池田会長講演集第3巻より
我々は、かたくなな反共主義を掲げるものではない。また、そうあってはならない。
創価学会は、宗教の次元に立つものであります。
政党と同じ次元で争うべきではありません。
ただ、不当に私共の信仰を圧迫する動きに対しては、信教の自由を守るために、正当防衛として戦っていくのはやむを得ない。
共産主義はもとより政治経済体制についての主義主張であり、元来、宗教とは別次元です。
我々の対場からすれば、新自由主義だろうが共産主義だろうが、それで人間が幸せになるなら何でも構いません。経済はあくまで人間の手段であり、道具です。
また、反共で大同団結していた保守陣営に、中道路線の学会を組み込まれたくないという、池田先生の思いも伝わってきます。
当然、共産党員だからといって学会を除名するというわけにもいきません。また、折伏した共産党議員に離党を強制するわけにもいきません。
確かに今も、公明党と共産党は議席を巡るライバル関係にあります。しかしそれによってしのぎを削り、よりよい政策を実現してくれればいいのであって、学会自身が巻き込まれる話ではないのです。
今、共産党に期待したいのは、やはり統一との決戦です。
共産党はこんな時こそ、統一勝共を日本から完全に追い出すために、全力で大攻勢をかけるべきです。
それならば国民の支持も得られるのではないでしょうか。
何でも反対するだけが能ではないはずです(笑)