競泳で21種目もの日本記録を保持する絶対的エース・池江璃花子選手が、白血病を発症していたことが明らかになりました。
池江選手は、来年の東京五輪で個人・団体合わせてメダルを量産すると期待されており、今最も、日本中に希望を与えていた存在です。
その池江選手が、よりによって選考直前のこの時期に病に倒れたことは、まさに日本という国の宿業の根深さを物語っています。
末法の世は天魔に支配されており、諸天の力は衰えています。
したがって、
国土に希望を与えるヒーロー・ヒロインが登場すると、第六天魔王は「必ず」足を引っ張り、衆生から希望を奪おうとするのです。
かつては夏目雅子やアンディ・フグも、人気の絶頂期に白血病で命を落としました。これも、天魔に狙い撃ちされたものとみていいでしょう。
軽々しく「彼らは宿業が深かったから早死にしたのだ」などと発言するのは、仏法を誤解させてしまい、かえって広布の妨害です。
白血病は原因不明で予防不可能な病であり、いつ誰が発症してもおかしくありません。
東京五輪のために誰よりも努力してきた池江選手にとって、このタイミングでの発症は、まさに、不運であるとしか言いようがありません。
そんな彼女に対して、
「池江が病気になって五輪に出られなくなったのは、前世でよほどの極悪人だったからだ。自業自得だ」
などという学会員がいたら、もはや「狂人」ですよね?
因果応報に縛られた釈迦仏法は時代遅れのカルト思想であり、末法では捨てなければならないのです。
日蓮仏法において、因果応報は、あくまで説明のための方便として用いられています。
蓮祖は「開目抄」の中で、自らに諸天の加護がない理由として「過去世の宿業が深いためである」と述べられていますが、これは当然、願兼於業で背負われた「仮の宿業」です。
すなわち
個人的な宿業ではなく、一閻浮提の宿業を一身に肩代わりされたのです。
ここが分かっていないと「大聖人も過去世は極悪人だったのだ。難に遭ったのは自業自得だから、感謝する必要はない」という解釈になってしまいます。
同様に池江選手も、夏目雅子やアンディ・フグと同様、一国の宿業を一身に肩代わりし、健気に戦ってくれているのです。
ともあれ命に勝る宝はありません。今は、白血病は完治する病気です。
東京に間に合うかなど、些細な話です。今はまず病魔を完全に退治することが先決です。
池江選手の完全勝利を願い、私たちからも祈りを送りましょう!