池田大作全集84 455頁より
実証を示すことが、いちばん説得力がある。
ゆえに、生活で勝たねばならない。人生に勝たねばならない。
信心の指導にあたって、牧口先生は罰論から入られた。
戸田先生は利益論。
私は両方を含みながら、実証論を強調してきた。
もちろん仏法は賞罰が厳しいので、どちらが大切ということはないのですが、時代によってどちらを表に出すべきかが異なります。
戦時中は、一国謗法の罰を説くことが優先でした。
戦後の混乱期には、利益を説くことが庶民の心をつかみました。
今日では、様々な意味での自己実現が、仏法の正しさを証明することになります。
師弟の根本は常に一致しているのです。