2000/7/18本部幹部会スピーチより
私が沖縄を初めて訪問したのは、40年前ー1960年の7月16日。一番暑い季節であった。
その日は、日蓮大聖人が時の最高権力者に「立正安国論」を上呈し、国主諌暁をされてより、ちょうど700年目の日であった。
この日を、永遠に残る歴史の日に選び、私は行動したのである。
初訪問の際、私は「ひめゆりの塔」にも行った。沖縄戦の全ての犠牲者の冥福を祈り、題目を唱えた。
小説「人間革命」の執筆を、愛する沖縄の地で開始したのも、こうした意味からである(大拍手)
これは、非常に重大な証言です。
国主諌暁700周年というまたとない日に、あえて沖縄を訪れ、「人間革命」起稿の場に選ばれたことは、先生にとって沖縄こそが「原点の地」であることを意味しています。
仏法者として、また日本人として、先生はあえて沖縄を「ひいき」されています。そうするだけの理由が、歴史が、沖縄には存在します。
日本という国の醜さ、ずるさは、沖縄から見ないと分かりません。
日本の真の未来は、沖縄の平和と幸福が一切の前提となるのです。