池田会長講演集第一巻より
これまでも、一部の心無い幹部の言葉遣いのために、創価学会に失望し、組織から離れていった人がおります。
ある立派な家庭の人を知っておりますが、一時は一家そろって真剣に信心に励んでいたにもかかわらず、ある幹部の非常識な言動のために退転してしまった。
あたら広布の人材を無駄に去らせてしまったかと思うと、まことに残念な思いにかられたことがあります。
これは今でもまったく同様ですね。学会員は進歩しない生き物です(笑)
あなたが何年もかけて信頼関係を築き、ようやく組織につけた後輩を、一部の幹部が非常識な言葉で次々と潰して歩いているのが、学会の現状です。
まずはこうした幹部を一掃することが第一です。
そもそも学会には幹部が多すぎます。組織を過剰に分割し、ポストが増えすぎた結果、適性のない人材まで幹部となってしまい、かえってマイナスとなっています。
正役職は、あえて少し空けておくものです。そうでないと、人材が現れた時に間髪入れず抜擢できません。副役職で何年も飼い殺しになってしまいます。
ポストを全部埋めなければならないという思い込みこそ、凡夫の迷いです。智慧がない。組織を分かっていない。
幹部こそ量より質です。
とりわけ新任幹部にはしっかり研修を施し、修了するまで現場に出さないというくらいの厳しさが必要でしょう。