希望対話より
竹は、一本一本が天に向かって、まっすぐ伸びている。ほかの竹に寄りかかったりしていない。
ただし、地価の根っこの部分は、がっちりと、つながっているのです。
人間も同じです。1人ひとりが自立してまっすぐ生きていく強さを持っている。
でも、心はつながっている。それが友情です。
相手を頼りっぱなしになったり、嫉妬したり、独り占めしようとするのは友情ではない。
牧口常三郎先生は、友情にも上・中・下があると言われているよ。
「モノやカネでつながった交際は、下の友情である。就職の世話をしたり、仲良くするのは、中の交際。友人のために悪を取り除き、忠告できるのが、上の友情である」と。
結局、自分にふさわしい人としか友情は続かない。
悪い堕落の付き合いは、自分をダメにしてしまう。
友人こそ宝です。人生70代になって、今、つくづく、そう思う。
折伏とは、友情の自然な発露です。
友人が神道や念仏などのカルトにだまされて不幸になっていたら、それを放置するのは友情とは言えないでしょう。
その場ですぐ理解してもらうことは難しくても、正しいものは正しいと言い切っていくのが、真の誠実なのです。