池田大作全集75 255頁より
御書には「前三後一」という戦いの原理が示されている。
ただ前進、前進ばかりでは、だれもが疲れてしまう。
今、その方向に進むべき状況にあるのかどうか、そのほうが価値的かどうか、を賢明に判断する必要がある。
時には悠々と、力を蓄え、満を持す。それが、次の爆発的な前進と勝利の力となっていくことを、リーダーは自覚すべきである。
尊い仏子である大勢の学会員に、いたずらに負担をかけたり、苦しめるようなことがあってはならない。
全集68 385頁より
勝ったとしても、無理な活動で多くの人たちが疲れ、生活や人生にひずみを起こすことになれば、反価値であり、勝利の意味がなくなる。
現代人は多忙であり、健康状態も千差万別です。
学会活動も、常に忙しい状態では、皆が疲弊してしまいます。無理は続きません。
特に最近は、選挙支援が大きな負担となっています。
昨年の沖縄県知事選には、全国から5000人が支援に入ったそうです。
飛行機代だけでも大きな負担です。このような闘いが毎年のように続いたら、みんなついていかれなくなります。
青年大会のような大型イベントも、現場の負担はかなり大きく、そう頻繁にできるものではありません。事故の元でもあります。
最大の問題は、選挙や行事の連続で疲れ果て、肝心の折伏や教学がおろそかになっていることです。
「昨年は会合に100回出席して、100人に選挙を頼んだけれど、仏法対話はゼロ」
そんな幹部ばかりです苦笑
特に必要もないのに、毎日のように唱題会をやっていますが、幹部は自宅では勤行しないのでしょうか?
自宅と会館を往復するだけでも、交通費がかかっています。時間も失われます。必要のない会合は反価値です。
例えば、週に2日は「折伏デー」や「教学デー」とし、会合を一切入れないなどの工夫があってもいいでしょう。