師弟の大城より
「報告が戦いだ」
「インチキな報告をしたら許さない」
(情報自体が間違っていることもありますが)「そうだな。しかし『におい』をかぐことができる。それで真実が分かることもある」
いうまでもなく、インチキな報告は将の判断を狂わせてしまいます。
特に、選挙のF数などは、自己申告頼りであり、データとして全く意味を成していません。
とりわけ折伏や新聞啓もうで全く結果を出していないのに、Fだけ山ほど報告する幹部は要注意です。そもそも報告自体ウソの可能性が高いし、そうでなくても票になるFではないでしょう。
大坂の戦いで出た370%は別格として、大勝利と言われる戦いでも、せいぜい内票の300%くらいです。
つまり、バリバリの活動家であっても、取れる外票は1ケタが精いっぱいです。1人で10票20票取れるほど甘いものではないのです。
こうした「ニセ人材」が役職を上がっていけば、組織は破壊されてしまいます。
折伏の成果にしても、粉飾があります。壮婦や先輩の成果を譲ってもらって組織に報告し、実質的に本流ゼロで幹部に上がっているケースが少なからずあります。
こうした情報は、現場にいれば必ず耳に入るはずです。決して、報告の数字のみを鵜呑みにしてはならないのです。
かの山崎正友は、後輩の成果を自らの成果として報告し、巧みに役職を上げていきました。折伏の粉飾は、師匠と組織に対する最大の裏切りであり、罪です。
そして、ニセ幹部をかばえば、あなたも与同罪です。真実を知っているならば、あなたが組織に報告し、心を鬼にしてニセ幹部を追放するしかないのです。