先生は結婚前、奥様に
「自分が早く死んで子どもと取り残されるかもしれないが、それでもいいのか」
そう確認されたそうです。
奥様は毅然として「結構です」と答えられました。
当時、先生は医師から30歳まで生きられない身体だと宣告されていました。
その中で奥様は、広布のために、人生を捧げる覚悟を決めていたのです。
この奥様の覚悟があればこそ、先生は全力で闘い抜いてこられたのです。
まさに「女の弓のごとし、男は矢のごとし」です。
いくら矢じりが鋭くても、弓が弱ければ、的には届きません。
日蓮一門の女子が、夫に養ってもらおうなどという依存心で結婚してはいけません。
また、そんな時代でもありません。
いざとなれば自分だけで一家を支えるという覚悟が必要なのです。