上野尼は若くして地頭の夫に先立たれ、女手一つで多くの子どもを育てました。
最も有名なのは、息子の南条時光です。
言うまでもなく、宗開両祖を支え続けた青年信徒の代表です。
さらに孫の虎王丸は、17歳で日興上人に弟子入りして「宮内卿の公」を名乗りました。彼こそが、後の第三祖日目上人です。
すなわち上野尼は、僧俗のトップを子孫から輩出しているのです。まさに富士日興門流のグレートマザーです。
家庭は、組織以上に大切な、信心継承の道場です。その中心にいるのは、やはり婦人です。
女性の力が広宣流布を進めるのです。