体の弱い池田先生に少しでも休んでもらおうと、奥様は、夫を寝室に寝かせ、自分自身は廊下にじゅうたんを敷いて寝ていたそうです。
奥様は朝が早いのですが、起きると先生も目を覚ましてしまいます。
かといって、夜中に急に用を言いつけられることもあったため、別室で寝ているわけにはいかなかったのです。
海外でも、先生をベッドに寝かせ、ご自身は長椅子で休むこともあったそうです。
会長夫人というと、さも贅沢な印象がありますし、事実そうした生活を送ることも可能だったでしょう。
先生は何億という印税を、創価大学のために寄付されています。その一部を手元に残しておけば、人並み以上の暮らしができたはずです。
しかし奥様は、日蓮一門の女子として、あくまで自分に厳しく、少欲知足の人生を全うされたのです。