祈りの叶い方には、優先順位があります。
末法の法華経の行者にとって、最優先の祈りは、「一切衆生を救うこと」です。
それを妨げる祈りは、当然実現しません。
たとえば「ギャンブルで大勝ちしたい」と祈っても、それはあなたがかえって堕落するので、実現しません。
「この会社に就職したい」と祈っても、そこにあなたの使命がなければ、就職できないわけです。
つまり、長い目で見て叶わないほうがいい祈りは、叶わないのです。
このように、凡夫の眼からすると、祈りが叶わないように見えるので、「お題目に力が無いのではないか」と勘違いしてしまうのです。まさに魔の働きです。
祈りが叶うか否かは、あくまで、長い目で見ていく必要があります。
逆に言うと、使命に直結した祈りは、すぐ実現します。
たとえば
「活動に専念するため、残業の無い仕事に就きたい」
などの祈りは、比較的すぐに実現する傾向があります。
「活動に使うので大きい車がほしい」
といった祈りも、早いですね。
使命を優先することが、祈りをすぐに叶えるコツなのです。