池田先生は「生涯、学会から離れてはいけない」と指導されていますが「組織に染まれ」などと指導されたことはありません。
戸田先生は「自分で理想の学会を創れ」とまで言われています。
特に活動を始めたばかりのころには、組織や先輩の姿について、いろいろと違和感を覚えることが多いと思います。それは正しいのです。慣れなくていいのです。慣れてはいけません笑
組織は常に、青年の手で改革され続けなくてはいけません。変化できない組織は、死んだ組織です。
変わるべきはあなたではなく、先輩たちであり、組織なのです。
青年の手で創られた組織でなければ、青年を糾合していくことはできません。
青年に見捨てられれば、どんな組織も、衰退を免れることはできません。
とはいえ学会は仲良しサークルではなく広宣流布の組織ですから、唱題根本・御書根本の精神は永遠に受け継がれなくてはいけません。
(逆にいうと、根本さえ受け継がれていれば応用展開はその時代の青年が自由に決めればいいのです)
組織を変えたければ、徹底的に祈り、折伏や教学で結果を出すことです。もちろん生活に実証を示すことも必要です。そうでなければ、誰もあなたの意見に耳を傾けてくれないでしょう。
ことに重要なのは折伏です。今の男子部には、10年も折伏を決めていないような部長や本部長がゴロゴロしています。
幹部の一番の仕事は、折伏のお手本を示すことです。「会合屋」や「選挙屋」はいりません。学会員は「折伏屋」でなくてはいけないのです。
過去の実績も関係ありません。大学校時代にやっと1所帯決めただけの幹部が、あたかも師匠のような顔をして指導の真似事をしていては、青年が育たなくなってしまいます。
本来、折伏のできない幹部は解任とし、現役バリバリで結果を出している若手と総入れ替えすべきです。人事はスピードです。
もちろん、全員が幹部を目指す必要はありません。
自分の使命がそこに無いと思ったら、役職を断っても降りてもいいのです。
戸田先生は自ら理事長を辞任され、池田先生は会長就任を何年も断り続けています。
実際、兼任が重なると全て中途半端になりがちですから、全てを1人で抱え込むのではなく、自分が不適格だと思ったら断りましょう。
役職など無くても、必要であれば学会本部や党本部にどんどん建設的な意見をメールしていけばいいのです。
今の学会は、あまりにも「組織人間」が多すぎます。
「打ち出し根本」になってしまい、御書根本に自分で判断できる人が少なくなっています。
これでは、おかしな幹部が出てきたとき、あっという間に破壊されてしまいます。
仏法の方程式に照らした時、将来は、幹部はもちろん、学会の会長や公明党の代表が悩乱する時が必ず来ます(公明党はすでに前科があります)。
私たちは、その時に断固として天魔を見破り、追放する力のある青年を育てなくてはならないのです。
師匠の後をついていけば良かったのどかな時代は、とっくに終わっています。
これからは、師匠のいない時代が何百年、何千年と続きます。
師の教えを胸に、一切を自分で判断していくのが、本門の青年部なのです。