職場で上司が誤った指示を出し、部下が全員それに従ったとしても、責任を取るのは上司だけです。
部下は業務命令に忠実に従っただけなので、おとがめなしです。これはサラリーマン社会の常識です。
だからこそサラリーマンは、責任を取らされることのないよう、自分自身で正誤の判断をする習慣を放棄し、上司の指示を鵜呑みにする習性を身につけていきます。
一方、信心の世界においては、幹部が誤った指導をして、組織全員が従った場合、幹部だけでなく、全員が罰を受けます。
信心は「法が基準」であり、幹部が基準ではないからです。
幹部に対してどれだけ忠実であっても、功徳はもらえません。幹部にどれだけ褒められても、成仏とは何の関係もありません。
サラリーマンの成功法則を身につけてきた人間にとって、これは理不尽に思えるかもしれません。
しかしそもそも、会社組織と信心の組織は、全く性質が異なるものなのです。ほとんどの学会員は、この区別ができていません。組織は全部同じだと誤解しています。
サラリーマン根性を捨て、自分の頭で法の正邪を判断することが、信心の第一歩です。
あなたには、幹部の指導に従う「義務」などありません。そもそも幹部はみんな言うことがバラバラであり、従いようもありません笑
指導に従わないからといって、処分されることもありません。処分されるとしたら「法」に背いた場合のみです。
もし我見で幹部があなたを処分したなら、その幹部が破和合僧で大罰を受けるでしょう。
第一、幹部に気に入られても、役職を押し付けられるだけです笑
幹部に褒められるためではなく、大聖人に褒められるために信心しましょう!