創価教育学体系より
ノートの時間こそは教育の本価値方面より云えば甚だ不経済と言わねばならぬ。
既に書籍が廉価になり、翻訳が容易にできる時代に至っては、徒に無益な労力を費さしめる知識の切り売りのごとくは全く止め、熟練せる学者、先輩の著書を教科書と為し、理解、応用、記憶等の指導を為して、学生の努力を経済にしなければならぬと思う。
今でこそコピペやブックマークは当たり前ですが、牧口先生は戦前から情報収集・取捨選択手段の合理化を提唱していたのです。その先見性には驚かされます。
情報をいちいち手で書き写すことに意味はありません。その時間を短縮できれば、もっと価値ある学習に費やすことができます。
もし牧口先生が今日に生まれていたら、ITを教育にも最大限に活用されていたことは間違いでしょう。