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21世紀の日蓮仏法

念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅

身体障がい者が「人類最速の男」になった


腰椎の湾曲がハッキリと確認できます




先日の世界陸上で劇的に引退した「人類最速の男」ウサイン・ボルトが、深刻なハンディを抱えていたことは、今ではよく知られています。

彼の背骨(腰椎)は、生まれつきS字状に湾曲しています。

これは当然ながら、ハードなトレーニングを重ねるうえで致命的な弱点となります。

かといって、手術すれば現役続行は不可能です。



ボルトは背骨への負担を少しでも軽減させるために、トルソー(体幹)をトカゲのように左右に波打たせる、独特の走法を編み出しました。

短距離走のセオリーを根底から覆す、大胆にして革命的な走法です。

これが功を奏して、見事、短距離の世界新記録を次々と打ち立てたのです。

まさしく変毒為薬そのものです。



ボルトの走法は、トルソーの強靭さと柔軟性が必要であるため、今のところ一般化はしていません。

しかし、ずば抜けて速いことは実証されているので、いずれは陸上界のスタンダードになっていくと思われます。

それは、かつてシュガー・レイ・ロビンソンが、現代ボクシングのスタイル(ワンツー&フットワーク)を確立したのと同様です。

まさに、ひとりの青年が100年に1度の技術革命を成し遂げたのです。



ボルトの偉大な記録も、いずれは、新世代の青年によって更新されることになるでしょう。

しかし、障がいを抱えたまま世界新記録を打ち立てたウサイン・ボルトという青年の名は、永遠に忘れられることはないはずです。





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