新・人間革命「民衆の旗」には、辻堂糸子さん(仮名)という婦人の体験が紹介されています。
彼女は貧しい家庭に生まれたため、小学校にも満足に通えず、40歳を過ぎても読み書きができませんでした。
夫はうつ病で働けず、5人の子どもを抱えて肉体労働でかろうじて一家を支えていました。
しかし入信して家具店を開業すると、夫のうつも治り、大繁盛して一家和楽を実現したのです。
辻堂さんは信心の中で勉強の必要性を痛感し、読み書きをマスターして、ついには教学部の教授になっています。
役職も県の幹部となり、折伏は200世帯を超えるに至っています。
辻堂さんには「折伏」「教学」「実証」の全てがそろっており、まさに理想の幹部です。学会はこのような人材を育てなくてはいけません。
青年は、このような「庶民の王者」を信心のお手本とすべきなのです。
一、巧於難問答の行者に於ては先師の如く賞翫すべき事。
日興遺誡置文