新・人間革命「勇舞」より
真剣な中にも、心のゆとりが必要だ。それもまた生命力なんだ。
どんなに忙しくても、花を愛し、生命の神秘に感嘆し、自然の美しさに心和ませる精神の余裕を忘れてはいけない。また、音楽を聴き、文学に親しみ、詩や俳句を詠むくらいのゆとりが必要だ。
ただ忙しいばかりでは、学会は殺伐としたものになってしまう。
「忙中閑あり」である。
人間は無限に頑張り続けることはできません。「火の信心」は長続きしません。
いざというときに全力を発揮するためには、日ごろから疲れ果てていては役に立ちません。
トップアスリートも、試合の直前にはハードなトレーニングは控えますし、オフにはしっかり休んで疲労を抜きます。
会合をぎっしり詰め込んでいては、友人と対話したり、御書を研鑽する暇も無くなってしまいます。
恋人とデートしたり(笑)家族サービスのための時間も、当然必要です。
気分転換も信心のうちなのです。