新・人間革命「勇舞」より
折伏は相手を幸せにするためであり、それには、入会後の個人指導が何よりも大切になります。
何人の人が信心に奮い立ち、御本尊の功徳に浴したか。それこそ、常に心しなければならない最重要のテーマです。
折伏と人材の育成とは、車の両輪の関係にある。この二つがともに回転していってこそ、広宣流布の進展がある。
私たちが折伏するのは、相手を幸せにすることが目的であって、成果のためではありません。
数字だけ所帯や活動家が増えても、誰も歓喜や功徳を実感していなければ、空転です。
お題目の功徳を実感させることは、人材育成の第一歩であり、最低条件です。実体験が確信を生み、その人の原点となるからです。
さらに、折伏を教えていくことも必要です。この信心は折伏しなければ本当の功徳はありません。
会合に連れ出すとか、役職につけるとかは、その先の話です。
間違っても会合メインの信心を植え付けてはいけません。常に折伏が優先です。
また、最初は先輩についていくのもやむを得ませんが、できるだけ早期に、御書根本の精神を植え付けることです。
自分で判断できず、誰かについていく信心では、容易に魔に破られてしまいます。
信心を続けていけば、おかしな先輩や幹部は必ず現れます。その時、確実に魔を見破るだけの教学力が不可欠です。
「法に依って人に依らざれ」が、創立以来の学会精神なのです。