自民党総裁選を目前に、また戦犯分祀が話題に上がっています。
そもそも靖国は日本政府から完全に独立した民間の宗教法人であり、その教義内容に政治が介入することは、憲法上絶対に許されません。
個人の信条ならまだしも、政治家が政務として分祀を目指すことなど、絶対にあってはならないことです。
そんな輩は総裁候補どころか、政治家の資格すらありません。
教義は信者たちが勝手に決めればよろしい。
カルトの靖国など放っておいて、千鳥ヶ淵戦没者墓苑の機能を粛々と拡張すればいいだけです。
東条英機が祀られていない無宗教の追悼施設であれば、国民も心置きなく訪れることができるし、アジアからの反発もありません。
事実、これまで首相が千鳥ヶ淵を訪れて抗議されたことなどありません。
公明党はこうした問題でこそ存在感を示すべきです。
選挙戦のさなかに靖国に献金した石破総理は、案の定、完全な負け犬として国主の座を下ろされることになりました。
次に誰が総裁になるにせよ、東条英機を神として崇めるのであれば、日本の衰退は続くでしょう。