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21世紀の日蓮仏法

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17歳で開山の祖となった日興上人






日興上人は満12歳の時、実相寺にて日蓮大聖人に弟子入りしています。

大聖人の伊豆流罪を聞くとすぐに駆け付け、身の回りのお世話を引き受けます。

また、合間を縫って折伏に歩き、着実に信徒を増やしていきました。

さらに、熱海にある真言宗金剛院の行満を大聖人に会わせて弟子入りさせます。

行満は「日行」と改名し、金剛院は日興上人を開山として「大乗寺」に生まれ変わりました。

当時、日興上人はまだ17才でした。今で言えば、未来部の年齢です。

世間的には若僧どころか、小僧にすぎませんでしたが、大聖人は日興上人の俊才を高く評価し、一寺の開祖となることを認めたのです。



六老僧の中で日興上人は3番目の弟子入りであり、序列の筆頭ではありませんでしたが、大聖人はこのように、突出した弟子には年齢や年功に関係なく、どんどん大きな役割を与えました。

一切の後事を託されたとき、日興上人はまだ36歳の若さでした。

信心の組織は実力主義です。年功序列は惰性であり、天魔です。

優秀な青少年をいかに早期に見出して抜擢できるかが、組織の未来を分けます。



池田先生も、わずか32歳で会長に就任されています。

前会長の戸田先生とは30歳近い年齢差があり、まさに電撃的な世代交代です。

世代交代が進まないということは、若手の育成に失敗しているか、または人材を飼い殺しにしているということであり、責任はトップにあります。

大器は、それなりの役割・責任を与えなければ本領を発揮できません。

今こそ改めて宗祖の精神に学び、青年に一切を託す時なのです。



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