新型コロナが、個人的な罰や宿業ではなく、第八識という根深い生命から生じた「総罰」であることは、誰もが痛感しているはずです。
個人の宿業も、根本では宇宙そのものの宿業と融合します。これは死後も消えることはなく、蓄積され続けます。
それが、戦争や自然災害として表面化し、民を苦しめるのです。
個人と宇宙は、仏法上区別してもあまり意味がないし、区別してはいけません。蓮華は一見バラバラに咲いているようでも、根っこは全てつながっているのです。
蓮祖は、大宇宙そのものの宿命を転換するための御本尊を遺してくださいました。
第八識の根深い宿業ですら、第九識つまり仏界に対すれば「迹」に過ぎません。
天に屑星は数えきれませんが、日が昇れば一斉に姿を消します。例えるならそのようなものです。
ゆえに、南無妙法蓮華経を唱え弘めることで、個人だけでなく、一族一国、さらに全世界の宿命転換が可能になるのです。
新型コロナも、必ず変毒為薬できます。否、しなければなりません。
コロナを機にいっそう広宣流布を加速し、楽土を実現していくことが、我ら法華衆に与えられた使命なのです。