釈尊は弟子に対して
「良き友を持つことは、仏道を全て成就したことになるのだ」
そう語ったそうです。
創価学会の池田名誉会長は、会員に対して、常に「我が友」と呼びかけます。
友情に生きることこそ、仏法の目的であるといっても、過言ではありません。
人間という字は「人の間」と書きます。
人の間にあるものは、友情であり、愛情であり、絆であり、感謝です。
友情こそが、あなたを人間たらしめているのです。
日蓮は、自らを弾圧して命まで狙った権力者・平左衛門
尉に対して
「自分にとって第一の善智識(正道に導いてくれる友人)」
であると語っています。
平左衛門
尉が「悪役」になってくれたからこそ、自らが末法の本仏であることを証明できたとして、感謝していたのです。
もちろん、友情は人間同士でなくても構いません。
ペットに一番の友情を感じるという人だって少なくないはずです。
植物の飼育に愛情を注ぐ人、自然保護に命をかける人もいます。
生き物である必要さえありません。心のこもったプレゼントは、誰もが大切にしているはずです。
一切衆生、山海草木と友情を結ぶ。全ての出会いに感謝する。要はそれが仏法なのです。