戸田先生は「罰と宿業は同じである」と仰せです。
過去世の悪業が、現世に報いとして出るのが宿業ですから、罰の一種なのです。
しかし、罰が出る場合は、まだマシなのです。それは、生命が正しい方向に向かっている証です。
ヘビースモーカーが禁煙すれば、禁断症状が出ます。
それが苦しいからと言ってまた吸い続ければ、いずれはガンになり、今度こそ手遅れになります。
お題目を唱えると、生命が正しい方向に進み始めますから、一気に宿業が出ます。
しかし、これは禁断症状と同じく、一過性のものです。
それを乗り越えれば、二度と宿命に苦しむことは無いのです。