1957/9/1「週刊朝日」戸田先生対談
参議院には入っておかんと、政治的妨害が出たときに、防ぎようがない。あれは攻撃陣じゃなくて、防御陣なんです。
1962/6/20池田先生指導
わが同志の中から、たくさんの国会議員、市会議員、区会議員などを出して、広宣流布の外護の任をまっとうしてもらわなければならないと思うのです。
いままで三類の強敵にいじめられてきたけれども、今度は、わが日蓮正宗創価学会をいじめるものを、こちらから反対におさえていく。
このように師匠は、政界進出の目的が「議員による創価学会の外護」であることを、明確に公言されています。
仏法に照らして、広宣流布が進めば、邪宗が権力を操って弾圧してくることは分かり切っています。
特に戸田先生は、身をもってそれをご存じでした。
必ず三類の強敵が起こる以上、先手を打って弾圧を封じる必要があるというのが、戸田先生の構想でした。いかに偉大な師匠なのか分かります。
ゆえに、公明党を支援することは、自動的に創価学会を守ることになり、信仰の一環と考えて矛盾しないわけです。
この程度の説明ができない幹部がいたら、任用試験から受けなおしてください笑
とはいえ、それだけでは信心としてまるで不十分です。
艦隊に譬えると、創価学会は主力空母であり、公明党は護衛艦に当たります。
いくら護衛艦を強化しても、空母が正しく機能しなければ、結局戦闘には勝てません。
同様に、公明党そのものが広宣流布を進められるわけではないのです。
本体である学会が折伏をしなければ、広宣流布できるわけがありません。
ゆえに、選挙だけをどんなに頑張っても、ごくわずかな功徳しか得られないのです。
そして、党や支持団体のイメージを下げ、広宣流布を妨害するような議員候補は、結果として「仏敵」として働いてしまいます。
良くも悪くも議員は学会員の「顔」であり、幹部よりもはるかに影響力があります。事実、たった数人の破廉恥議員が、ここまで票を減らしてしまいました。
これだけ汚らわしいスキャンダルが続けば、現場は選挙にも折伏にもなりません。
心を鬼にして、敵として扱い、追放していかざるを得ません。
今は、護衛艦がまともに操舵できず、守るべき空母にぶつかって浸水しているようなものです。
仏法上、今最も優先すべきは、党を内側から蝕む獅子身中の虫どもを、残らず一掃することなのです。