南無妙法蓮華経がどういう意味なのか、よく分からないという方は多いでしょう。
「南無」は帰命を意味します。つまり「妙法蓮華経に命を帰す」という意味ですね。
次に「妙法」の意味ですが、これは「有難い法」という解釈でいいと思います。
「蓮華」は、サンスクリット語の原語では白蓮華を意味していました。円満、無垢、完全などのシンボルです。
すなわち妙法蓮華は「有難い完全な法」という意味になります。大宇宙の一切の法則を指します。
なお、経は「一切衆生が発する言語音声」を意味します。
妙法蓮華経だと「有難い完全な音声」になります。法すなわち音声です。
解説が長くなりましたが、南無妙法蓮華経とは、一応の解釈として
「有難い完全な音声(つまりナンミョウホウレンゲキョウ)に帰ります」
というような意味になるのです。
「帰る」というのがひとつのポイントで、妙法蓮華経つまり大宇宙に帰り、大宇宙そのものとなることが、お題目の目的です。
もちろん、意味が分からなくても唱えるだけで計り知れない功徳があります。