真言密教と言えば護摩を焚くイメージがありますが、これは本来、仏教の修法ではありません。
護摩の語源は、古代インドの「ホーマ」から来ています。
「焼く」というそのままの意味です。
古代インドでは、火は天上の神々に供物を運ぶ使者とされていました。
これはバラモン教の修法ですが、密教ではそれを盗み取って仏伝と偽ったのです。
陀羅尼(マントラ)もやはりバラモン教由来で、釈尊は元来これを禁じていました。
映画で忍者などがよく見せる九字を切る動作も、元は道教の呪法で、修験道を経由して密教に取り入れられたものです。
このように密教とは、外道の法の寄せ集めに過ぎないのです。
学者はよく「日本の仏教は中国などで他の宗教と混合しているので、純粋な仏教とは言えない」と言いますが、これはまさに密教のことを指しているのです。