フィデル・カストロの訃報が、世界を駆け抜けています。
フィデルはわずか12人でバティスタ独裁政権打倒のゲリラ戦を開始しています。
(人数については諸説ある)
フィデルは民衆の支持を集めて勢力を拡大し、政府軍も任務を放棄、バティスタは亡命して革命が達成されたのです。
この時点でフィデル32歳、盟友チェ・ゲバラ30歳、現議長ラウル27歳です。皆、青年です。
青年の闘いが歴史を創るのです。
しかし、血で血を洗う共産主義の思想に限界を感じていたフィデルは、生命の尊厳を説く法華経に強い関心を寄せ、議長時代に池田SGI会長と対談しています。
この時、彼は革命以来初めてスーツ姿で公の場に姿を現し、全世界を驚嘆させました。
その後、フィデルはキューバにおけるSGIの活動を公認しています。
真の人民革命は、法華経の理念が根底に無ければ不可能だとの結論に達したのです。
彼もまた、池田先生の眷属として、地涌の使命を果たしたのです。
フィデルの功績は功績として、ソ連が消滅するなど世界情勢が激変する中、アメリカとの関係修復がここまで遅れてしまったのは、やはり世代交代・後継育成を進めなかったためでしょう。
現議長のラウルも、もはや85歳です。革命第一世代が国家を指導するには、限界が来ています。
かつての青年リーダーも、永遠に青年のままでいることはできません。常に後継の青年リーダーを育て続けない限り、自らの存在がかえって老害となってしまいます。
最後に勝利するには、青年リーダーを育て上げるしかないのです。