戸田城聖 人間革命「向上」より
経文の意味を知らないで、南無妙法蓮華経と懸命に唱える人には、立派に功徳がある。
譬えていえば、偉い医者が苦心して拵えた薬を飲めば、その医者が、永年、精根を傾け智能を絞ったものを、一瞬に、自分のものにすることができるのです。
なんにも知らない素人が一つ一つ疑っていたら、いつまでも薬は飲めない。
そのうちに病気が悪化して、ついに救われないだろう。
仏法の素人が、少しずつでも経文の意味を知ろうと勉強するのは、誠に結構だが、疑ってかかって、自分の頭で割切れないと承知できない・・・そういう人であったら、幾年たっても功徳はない。
この御本尊を信じて、南無妙法蓮華経と唱えれば、人の生命は強くなり、幸福になる…
丁度、電気の理論は知らないでも、こうして、電燈が明るく照らしてくれるように…
仏法の理論は知らないでも、日々、明るく照らされて、楽しく幸福に過ごすことのできる御本尊を、わたくしたちのために、大聖人が遺して置かれたのです!
池田先生「希望対話」より
赤ちゃんだって、お母さんのお乳の成分を知って飲んでいるわけではない。でも、赤ちゃんはすくすくと育つ。
テレビだって、コンピューターだって、どうして動くのかの理論は分からなくても、操作を間違えなければ、ちゃんと結果が出る。
意味が分からなくても、勤行・唱題の声は、仏や菩薩に全部、届いていくのです。
理論が分からなければ実践しないというのは、賢明なようでいて、実は愚かなことです。
この信心は、すでに世界で1000万もの人が功徳を実感しています。
大事なのはあなたの悩みが解決することであり、仏法の専門家になる必要はありません。
さっそくお題目を唱えて、功徳を実感してみてください!