新・人間革命「楽土」より
21世紀の日本、アジア、世界の指導者は、戦争の辛酸をなめ、最も平和を希求してきた沖縄出身者の中から出なければならない。
青春対話IIより
沖縄は素晴らしい。ここには「人間の心」が生きている。
いい人が、実に多い。少し、人が良すぎるくらいです(笑)
この地から「21世紀の世界の指導者」が陸続と育っていくと、私は確信しています。
日本的な「島国根性」が無いのが沖縄です。
日本の古くからの最大の欠点は、心が狭く、閉鎖的であることです。
これを直さなければ、日本は世界中から嫌われて、世界の孤児になってしまう。
大交易時代の琉球の人々に会ったポルトガル人がいる。
「彼らは正直な人で、奴隷を買わないし、たとえ全世界と引き換えでも自分たちの同胞を売るようなことはしない。かれらはこれについては死を賭ける」
と書いている。
牧口先生は「偉大な変革者は離島から出る」と言われました。牧口先生も、戸田先生も、北海道で育ちました。
特に沖縄は、日本のために最も尊い犠牲を払い続けてきた地です。
先の大戦では県民の4人に1人が命を落とし、日本復帰後の今も米軍基地が集中しています。
全ての日本人は、沖縄への報恩感謝を永遠に忘れてはならないのです。
沖縄が流し続けている血の涙を、絶対に無視してはいけません。
日本の傲慢さは、沖縄から見なければわかりません。沖縄だけが日本の真の姿を知っています。
歴史上、沖縄からほかの国を攻めたことは、一度もありません。
しかし、決して暴力に屈しないのが沖縄です。アメリカが沖縄本土復帰を認めたのも、いわゆる「コザ騒動」で米車両だけが狙い撃ちされ、県民の正義の怒りに震え上がったからだと言われています。
核で武装した大アメリカ帝国でさえ、沖縄の支配を諦めたのです。
非暴力の精神を体現する沖縄こそ、世界のリーダーとなる資格があるのです。