法華経の智慧より
信心で得た「境涯」も、なんらかの「表現」によって、初めて人々のもとに光は届く。
「文化」は、その代表です。
宗教は大地です。大地だけで、花も木もなかったら、不毛です。
反対に大地がなければ、根無し草の文化になってしまう。
小乗経の戒律では、歌舞を鑑賞すること、化粧することすら禁じられています。
煩悩の否定は、結局は文化そのものの否定につながってしまいます。
学会が盛んに文化活動を行うのは、「小乗経の破折」という意味合いも含まれています。
煩悩即菩提が、大乗仏教の精神です。凡夫が凡夫のままで成仏できる信心です。
この仏法はあくまで、一般民衆に広く開かれた仏法なのです。