牧口先生指導
信心する前は病気ばかりしていた人が、信心のおかげで健康になっても当たり前と思って、感謝を忘れている人が多い。
損をしない得に感謝すべきではないか。
闇夜の提灯には感謝するが、太陽のありがたさを忘れているのではないか。
法華経の智慧より(戸田先生指導)
少しでも(病気が)良くなったならば、心から感謝することです。
それなのに、まだ悪いところがある、まだ良くならないと、まるで御本尊様に貸しでもあるように考えているのではないですか。それではだめです。
不治恩の行動に出ると、治ったものまで悪くなります。
風邪ひとつ引かない健康な仏ばかりであれば、誰も病人の悩みを理解できず、病の衆生を救うことはできません。
したがって、仏はあえて重病の宿業を背負ってこの世に生まれてきます。
そもそも、日蓮大聖人に、あなたの病気を治す義務はありません。
しかし、あなたを憐れんで、この御本尊を遺してくださったのです。
しかも、どれだけお題目をあげてもお金はかかりません笑
ただで題目をあげて、病気が1%でも良くなったならば、感謝して当然です。
それを「たった1%しか良くならない」などと逆恨みすれば、罰が出て当然です。
報恩感謝の祈りこそ、凡夫が仏になるための最短距離なのです。