法華経に帰依すると、過去世から積もってきた宿業という負債の返済が、ただちに免除されます。
これが、いわゆる罪障消滅です。
ただし、返済がなくなっても、生活費は当然かかります。宿業がなくなっても、魔が競うことは避けられないのです。
入信後に起こる所難は、過去世の宿業によるのではなく、全て魔の働きと考えていいでしょう。
魔が「宿業のふりをして現れ」あなたに不信を抱かせようとしているのです。
紛らわしさこそ、魔の特徴です。
この魔を破ることで、三世に渡り崩れぬ福運を築くことができます。
なお、宿業は冥伏しているだけで、消えるわけではありません。
したがって信心を失うと、ただちに「返済義務」が復活します。
ゆえに、生涯不退転の信心を貫く必要があるのです。