師弟と言えど生きる世代が異なりますから、具体的な実践は常に応用進化させていく必要があります。
決して猿真似ではいけません。応用と猿真似では180度異なります。
にもかかわらず、これを区別できていない弟子が多すぎます。
師から「1+1=2」を教わったとします。法則は不変ですが、もちろん、実際の足し算では常に答えは変化します。
ところが猿真似しかできないと、どんな足し算でも回答に全て「2」を入れてしまいます。本当の意味で理解していない、師の教えを消化していないということです。
学習の最初においては、確かに見様見真似も必要です。しかし、それは「階段の1段目」であって、そこにとどまり続けていたら永遠に2階に到着できません。
猿真似しかできない段階で、後輩に指導すべきではないでしょう。「足し算の答えは全部2」と教えるようなものです。
御書も鎌倉時代に顕されたものである以上、令和日本にそのまま当てはめられない部分があることは当然です。三代会長指導も同様です。
結局のところ、君たち令和青年が師の教えを完全に消化して応用展開していくしかないのです。