新・人間革命「緑野」より
寝不足は万病の元であり、事故の元だ。
必要な睡眠時間を確保することも、大事な戦いといえる。そうした生活の基本を安易に考えてしまうのは油断なんです。また、慢心でもある。
人間は一日のうちで、ボッーとしていたり、身の入らぬ仕事をしている時間が、けっこう多いものなんです。
そうではなく、「臨終只今」の思いで、素早く、全力投球で事に当たっていくんです。
また、夜遅くまでテレビを見たりして、夜更かしをしないことです。
過度な飲酒、喫煙、夜食の習慣なども、改めていかなくてはならない。
かつては、寝る時間を削ってモーレツに働くことが美徳とされていた時代もありましたが、今日では、睡眠時間が7時間を切ると寿命を削ることが分かっています。
毎日7時間眠るのは「宇宙のリズム」であり、これも立派な法華経の修行です。
寝る時間を削ってまで題目を挙げるのは、もはや「苦行」であり、功徳はありません。
下等な根性論を廃し、道理を守ることが法華経の修行なのです。