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21世紀の日蓮仏法

念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅

分割するほど組織が弱くなる理由

分割を進め、責任者を増やし、それぞれの役割分担を明確にする方が、より近代的で、組織は強くなるような気がします。

しかし、それは大きな誤解で、分割するほど縦割り意識が強化され、団結力が落ちるのが現実です。



あなたがコンビニ店長だとして、バイトを「レジ班」「陳列班」「清掃班」などに分割したとします。

もしレジ班で欠員が出ても、それはレジ班の問題なので、他の班はフォローに入りません。

また陳列作業が遅れていても、他の班は関係ないので、レジ班は暇でもレジで待機しているだけです。

全体としては人数は足りているはずなのに、部分的には人手不足という、奇妙な現象が発生します。

さらに、班を増やした分、リーダーの頭数も増やさねばならず、どうしても人材の質が落ちます。

これでは、業務効率が大幅に落ちることは明らかですよね?



これはまさに、学会の組織で起きていることです。

適正規模以上に組織を分割すれば、かえって弱体化するだけです。

しかしながら、学会には思うように適正化を進められない事情があります。

それは「四者の規模のアンバランス」のためです。

学会の最大勢力はやはり婦人部であり、次いで壮年部、男子部、女子部の順でしょう。

婦人部に合わせて組織を分割すると、他の三者にとっては組織が小さくなりすぎてしまいます。

かといって女子部に合わせれば、他は組織が大きすぎになります。

四者がバラバラに組織規模を適正化してしまうと、四者の統一感がなくなります。

つまり、本部に婦人部は3支部なのに、女子部は1支部という感じです。



この問題を解決するには、いったん四者の分割を廃止して、一本化するという考え方もあります。

単純計算すると、幹部は4分の1に減るので、ちょうどいい規模かもしれません。

少なくとも、四者の一体感が強まることは確かです。

かつて学会は池田会長時代、タテ線からヨコ線組織への一大改革を断行し、時代の変化を乗り越えてきました。

それから半世紀。少子高齢化が進む中、再びの改革が必要なのは当然です。変化できない組織は、もはや死んだ組織です。

先入観を捨て、大胆に組織を再生させていくことが求められています。







池田大作全集74より

過去の形式にとらわれた惰性の組織や活動であっては、生き生きとした価値創造はなされない。

ゆえに今後も、学会の組織は、時に応じ、また広布の進展に応じた変革が必要となる。

何事も新しいことを始める時には波も立ち、風も吹く。

組織の変革の際には、多少、雑然とする場合もあるかもしれない。

そうした産みの苦しみを乗り越えて、学会は形式主義、官僚主義の弊害を排し、新しい発展の道を開いてきたのである。



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