世帯減は学会全体の問題ですが、団塊ジュニアが40代に入ったこともあり、特に青年部の減少が一気に進んでいます。
とりわけ地方では、少子化に加えて進学率の上昇や就職難で都会に出ていく青年が増え、人材難は深刻です。男子部では部長を立てられないケースさえ珍しくありません。
問題は、それでも会合や行事はほとんど減っていないことです。
例えば、座談会で男子部が御書を担当するのであれば、1人の男子部員が出席しなければならない座談会場は必然的に増えることになります。
要するに、活動家1人1人の負担は大きくなる一方なのです。そうなれば、活動についていかれる人材はますます限られてしまい、まさに悪循環です。
特に男子部の場合、遅い時間の会合が非常に多いという問題もあります。
会合が遅ければ、就寝時間も遅くなり、睡眠不足につながります。
寝る時間を削って活動するのは苦行であり、小乗経にも劣る外道の修行です。
既婚者であれば、一家だんらんの時間も失われてしまいます。これでは一家和楽とは真逆です。
もし、会合を開けば人材が増えていくというなら、毎日遅くまでやればいいでしょう。
しかし現実はそう簡単ではありません。
会合参加者が増えるのは、拡大の「結果」であって「原因」ではないからです。
池田先生は、「会合と個人指導の割合を2対8にせよ」と繰り返し指導されています。
拡大の鍵は個人指導です。(折伏は言うまでもない)
個人指導の時間を増やすためには、会合を減らすしかありません。
古いことを止めずして、新しいことを始めることはできないのです。
実際には、会合は少なければ少ないほどいいのです。その分折伏や教学の時間を確保できます。
幹部が連日折伏に歩き回っていれば、忙しくて会合ばかり開いている暇はないはずです。
学会に会合が多いのは、それだけ幹部が折伏をサボっている証なのです苦笑
「先月は20の会合に出席したが、外部との対話はゼロ」
そんな幹部は学会には不要です。営業しないで社内会議ばかり出ている営業マンみたいなものです笑
会合に出ることではなく、折伏に歩くことが、本来の学会活動なのです。
誰も集まらない部活を毎週形式的に続けても、価値はありません。
連絡事項があればLINEグループで流せば用は足りるし、直接会いたいなら幹部が自ら家庭訪問すればいいのです。
会合に出ることや、会合を開くことが、信心ではありません。
会合にこだわりすぎると、出席率が低い同志を退転とみなす幹部も出てきます。これはもう仏法でも何でもありません。
池田先生が現在あえて会合に参加されていないのは、そのような「会合屋」たちにくぎを刺す意味合いもあるのではないでしょうか。