牧口常三郎箴言集より
先祖伝来を理由として、宗教を変えることができないというなら、先祖と同じようにカミシモをつけ、チョンマゲをゆいなさい。
従来の習慣を悪と気づいたら勇気をもってやめるべきだ。
親と同じ宗教を信仰しなければならないという道理はありません。
まして、現代では信教の自由が認められているので、なおさら親の信仰を受け継ぐ義務はありません。
ここを理解していないと、学会員でも家庭不和を招いてしまいます。
現実的には、子孫全員が信心を貫いていくのは難しいでしょう。だからといって、それを理由に家族がバラバラになるのは愚の骨頂です。
あなた自身がしっかり信心していけば、家族全体に功徳が回向されていくはずです。そうでなければ仏法はインチキになってしまいます。
宗教2世が問題になっているのは、まさに親が子どもに信仰継承を強制し、改宗を認めないという憲法無視の現状にあります。
確かに、親には我が子に信仰を教育する権利はあるでしょう。しかし、実際に信仰するかどうかは本人が決めることです。
ここは監督官庁の文科省も通知徹底すべきでしょう。