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21世紀の日蓮仏法

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なぜ組織を潰した牧口先生が師匠なのか





創価学会では、創立者・牧口常三郎初代会長を「永遠の師匠」として認定しています。

学会を日本一の教団に育てた戸田先生、池田先生が師匠であることは分かりやすいのですが、牧口先生は、結果として軍部から組織を守ることはできず、創価教育学会を壊滅させています。

ご自身も獄死し、最高幹部もほとんど退転してしまいました。

その意味では「敗北だった」という評価もできないことはなく、師匠として資格があるのか、疑問を抱く学会員がいるかもしれません。

少なくとも、組織運営者として有能だったとはいえません。

強いて言えば、牧口先生が残した功績は、戸田先生を育てたことだけでしょう。

そして、この「唯一の功績」ゆえに、牧口先生には、永遠の師匠としての資格があるのです。

師匠に求められるのは「弟子を育てる」ことであって、組織を守ったり、巧みに運営することではありません。

組織は単なる道具であり、「ただひとりの弟子」を育てるための方便に過ぎないのです。

牧口先生がいなければ戸田先生は育っておらず、したがって池田先生も育っていません。

創価の歴史は、牧口先生から全てが始まるのです。

仮に組織が崩壊しても、真正の弟子が1人いれば、いくらでも再建できます。

リーダーあっての組織であり、組織が自動的にリーダーを育てるわけではないのです。人を育てるのは、あくまで人、すなわち師匠です。

どんなに組織について活動を頑張っても、師匠につかなければ、決してリーダーに育つことはありません。

信心の目的はあくまで「人材を育てる」ことに主眼を置かねばならず、間違っても「組織の拡大」が根本ではありません。

いくら組織が大きくなっても、人が育たなければ負けです。

会合参加者がどれだけ増えても、誰も折伏していなければ、誰も育っていません。


戸田先生は「私の命より大事な学会の組織」と言われましたが、後継の弟子は、その百千万億倍も大切だったはずです。

1人の真正の弟子は、組織全体より重いのです。





池田大作全集87 97頁より

人間をつくるのは師弟である。組織上の機構ではない。


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