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21世紀の日蓮仏法

念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅

「大阪の戦い」は折伏戦だった





いまや伝説となっている、1956年の「大阪の戦い」では、創価学会文化部の白木義一郎がまさかと言われる当選を果たしました。

その責任者は、当時28歳の池田大作参謀室長です。

池田青年は、どのようにして不可能を可能にしたのでしょうか。



池田青年が大阪入りした当時、学会の所帯数は3万ほどでした。

しかし、当選ラインは20万票とされており、誰の目にも不可能な目標に見えました。



池田青年が取り組んだのは、何よりまず徹底した「折伏」でした。

大阪の隅々まで足を運び、自転車を3台乗り潰しました。自ら8000人に対話激励したと言われています。

もちろん平日は東京で仕事がありますから、これは週末だけの動きです。



その結果、大阪はわずか半年で6万世帯と、倍の陣容に拡大したのです。

池田青年直接の折伏で入信したメンバーも、100人や200人ではないでしょう。

投票は7月ですが、かの「11111」世帯の弘教が達成されたのは、直前の5月です。

すなわち、池田青年は投票の直前まで折伏戦に徹していたのです。



6万世帯であれば、1人2から3の外票を取れれば、20万が見えてきます。

候補の白木は、元プロ野球の投手であり、世間的な知名度も低くありません。それなりの外票を獲得できる見込みもあったわけです。

池田青年には、最初からこのシナリオが全て見えていたはずです。だからこそ、来阪初日に「この戦いは勝った!」と宣言したのでしょう。

断じてハッタリではなく、もちろん妄信でもなく、理性的な祈りに裏付けられた確信だったのです。

その結果、白木候補は約22万票を獲得し、まさかの当選を実現したのです。



このように、大阪の戦いは、事実上は折伏戦そのものだったことが分かります。

当時、学会の勢力は首都圏に偏っており、特に西日本の広布は大きく遅れていました。

関西に広布の牙城を築くことは、最優先課題でした。

池田青年の胸中にあったのは、「西日本の民衆を法華経の力で救いたい」という一念であり、選挙戦はあくまで手段でした。

末法万年に渡る広宣流布の戦いから見れば、一度の選挙での当落など、ささいな話です。



肝心なのは、「選挙戦を通じてどれだけ世帯が拡大したか」です。

たとえ全員当選しても、世帯が増えていなければ、勝ったとは言えません。

その意味で、今は負け戦が続いています。公明党が勝っていても、学会は負けています。

今は幹部自身が、「内票を増やす」ことを、最初から諦めています。最初から外票頼みです。これは、断じて池田青年がやってきた戦いではありません!



大阪の戦いでは、内票6万とすると、外票は1人平均3票未満です。

池田先生が現場で直接指揮をとっても、候補が有名人でも、そんなものなのです。外票はそう簡単に取れません。

今は、オレ1人で何十票も稼いだと豪語する活動家ばかりですが(特に男子部)、いかに師匠の戦いを知らないかが分かります。口先だけの弟子ばかりです。

仮に、100万人の活動家が外票を10票ずつ取れれば、それだけで1000万票の計算になります。

・・・そんな簡単なわけがありません。

また、いくら外票が増えても、折伏が進まなければ、何の意味もありません。われわれは選挙屋ではないのです。

政治対話だけで終わらず、必ず仏法対話につなげていくことが大切です。



まして、内票の減少を外票で穴埋めしようなどと言う「小賢しい祈り」は、言語道断です。

これはもはや広布の誓願を捨てているので、「日蓮と同意」とは言えず、自ら功徳を消してしまいます。



どうか、この記事を読んでいるあなただけは、池田先生の「真正の弟子」であってください。

選挙戦の目的は、あくまで広布拡大にあります。

折伏戦に勝って内票が増えれば、選挙の勝利は自ずからついてくるのです。








末法化儀の骨髄は折伏であり、他の一切の活動は枝葉と言っても過言ではありません。

選挙等があるからといって折伏精神を忘れ、安易に社会に迎合するような行き方は、断じて戒めていかなければなりません。

広宣流布、文化活動(選挙)といっても、しょせん、学会の使命である折伏をあくまでも深く広く前進させていく以外にありません。

池田会長講演集第一巻より





私たちが世間並みの通り一遍の選挙活動の真似事をしたら、看板、鞄、地盤という名声、金、地盤もない我々の戦いに勝ち目のあるはずはありません。また、そんな汚い選挙をしたいとも思わない。

われわれは選挙のための選挙をやっているのではない。しかし今は選挙、選挙と先走ってしまい、日頃の学会活動なんか、かまっておられるかということになってきた。

信心を邪魔にさえ思い、選挙一辺倒でなければ勝てないように錯覚している。

広宣流布の戦いは広大で長遠です。たかが目先の選挙ぐらいで信心を見失っていてどうしますか。

座談会も地区講義も堂々と開くべきです。家庭指導もさらに活発にやらなくてはならない。

いつの間にか選挙体制にしてしまった組織を、元の信心の組織に戻して、それを強化することが、今一番大切な緊急時だと、私は考えています。

人間革命「展開」より



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