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21世紀の日蓮仏法

念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅

御本尊は全体として「空」を表現している

仏法哲理では一切が有でも無でもなく「空」であるとしています。

にもかかわらず、空そのものを表現した本尊は、正像に存在しませんでした。

ほとんどが釈迦をモデルにした像や曼荼羅であり、人本尊に偏っています。とうてい空の精妙を表現するには及ばぬ、不完全な本尊でした。

空を本尊とすることに成功されたのは、ただ日蓮大聖人おひとりです。

基本的に御本尊は法華経の虚「空」会をモチーフとしています。

ただし、図画でなく文字のみの配置で表現するという、人類史に例のない、空前絶後の様式が用いられています。

中央の宝塔も「南無妙法蓮華経 日蓮」の文字だけで表されています。

色も形もなく、ゆえに一切の色形が含まれている。

書であって書でなく、画であって画でない。

經文であって經文でなく、曼荼羅であって曼荼羅でない。

人本尊であって人本尊でなく、法本尊であって法本尊でない。

有であって有でなく、無であって無でない。

実につかみどころのない、類例のない、分類しようがない御本尊です。

御本尊はまさしく「空」そのものなのです。




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