21世紀への対話より
社会や制度における宿業(カルマ)の作用というとらえ方には、私も全面的に賛同します。
第二次世界大戦時における日本は、まさしくこの宿業の持つ重みを無視し、その暴走を許し、清算のために多大の犠牲を強いられた、明らかな例であるといえましょう。
仏法には「三世間」という考え方があります。
まず、個人的な世間である「五陰世間」、人間をはじめ動植物共通の世間である「衆生世間」、広く天地山海まで含めた「国土世間」の3つです。
三世間には、それぞれ宿業が積み重なっています。
このうち、衆生世間や国土世間の宿業が噴出したものを「総罰」といいます。
具体的には、各種の災害を指します。
総罰は、その世間に住んでいる以上、逃れることはできません。
今年の豪雨や猛暑も、総罰のひとつです。
その原因は、国主たる安倍総理が靖国への狂信を捨てず、東条英機を神として崇め続けていることにあるといえますが、そもそも、このような下等カルトの信者が国主になってしまうこと自体、戦前から続く日本社会の根深いカルマを物語っています。
日本のカルマを転換するためには、南無妙法蓮華経を広宣流布するしかないのです。